スポーツ: 2009年12月アーカイブ
Facebookにてやり取りしている海外の方たちの中に、イギリスの人がいる。
その人とはスポーツ関係の話をすることが多い。
ヤンキースの優勝や松井のMVP獲得、ワールドカップ予選を互いの国が通過したことについてとか。
つい先日、サッカーワールドカップの抽選の話になった。
日本は予選通過が厳しい状況で、イギリスはかなり高い確率で予選通過をしそう。
でも、ワールドカップはなにが起こるかわからない。
要約するとそんな話。
そんなやり取りの中でとある質問をされた。
「なぜ日本代表は国旗にない色である青をユニフォームの色として選んでいるのか」
この質問をされるまで、代表のユニフォームの色と国旗の関係について深く考えたことがなかった。
調べてみると、確かに代表のユニフォームカラーは国旗の色が元になっているケースが多い(いわゆるファーストユニフォームしか見ていませんが)。
ざっと見た有名どころだとイタリアとオランダ、オーストラリア、ドイツあたりでしょうか、国旗の色と異なるのは。
(ブラジルのユニフォームも国旗に合わせる意図ではないようですが)
オレンジ軍団と呼ばれるオランダの場合は国旗とまったく違うオレンジですが、国的には国旗の色と並ぶだけの意味合いがある様子(独立を先導したオランダ王室の名前から来ているとか)。
国旗と違う色ではあるものの、ナショナルカラー(F1のナショナルカラーではなくて、一般に国の色として扱われているもの)ではありますし。
イタリアはアズーリという名称で愛されているように、青。
多分、サッカーに関わらず国の代表はこの色。
十字軍の鎧の色であり地中海カラーであり、という理由でしょうか。
ちなみにこちらも青はナショナルカラーです。
オーストラリア代表も国旗の色とは違うけれどナショナルカラーではありますね。
国旗の色とナショナルカラーが違うのは、イギリスからの独立といった歴史的背景もあるのかな……。
ドイツもナショナルカラーが白に黒のアクセントでそれに合わせているのか……。
日本は……
国旗の色じゃない! 日本のナショナルカラーは国旗の色と同様の赤と白だそうなので、ナショナルカラーとも違う!
なぜ青なのかの理由は、取り囲む海のイメージだとか、赤のときにうまくいかなかったので縁起をかついでだとか、アジアの他の国と被らないようにだとか……なんか諸説、色々あるみたい。
善し悪しの問題はともかくとして、やっぱり国というものに対する意識が薄いのかな、日本は。
国の代表が競技毎に違う色を基調とする日本って、かなり稀な例みたいですね。