スポーツ: 2008年7月アーカイブ
ついにこのときが来てしまいましたね。
野茂英雄投手の現役引退……。
プロ野球に興味あるなしに関わらず、名前を聞いたことがない人なんていないでしょう。
日本の野球の歴史に今後名を残し続けるであろう名投手です。
- オリンピックでの銀メダル獲得に貢献
- プロ野球ドラフト会議での8球団同時指名(同期ドラフトには佐々木主浩投手・佐々岡真司投手・小宮山悟投手・古田敦也捕手・潮崎哲也投手等)
- 初勝利の試合にて一試合奪三振記録の日本タイ
- 入団一年目にMVP、沢村賞、新人王、最多奪三振、最優秀防御率、最多勝利といった主要タイトルを獲得
- 新人時代からの4年連続パリーグの奪三振王と最多勝受賞(4年連続最多勝はプロ野球史上唯一)
- メジャーリーグ挑戦がほぼ行われていなかった時代に世間を巻き込んでのメジャーリーグ移籍
- メジャーリーグでも新人王、最多奪三振、先発投手としてのオールスター出場、二度のノーヒットノーランなど多数栄冠を獲得
- 日米通算で200勝突破
上記の通り、野茂英雄投手は様々な記録を残しています。
でも、野茂投手の魅力は、記録よりもなによりもその自分の道を進み続ける姿だったように思います。
打者に背中を向けるトルネード投法という独特なフォームを、周囲の反対や批判を受けながらも続けました。
個性を伸ばすよりも既存の理論を大切にする節のある日本スポーツ界において、これはかなりすごいことかと思います(日本スポーツ界の指導方針を否定する意味ではありません)。
無謀や自分勝手とまで世間に叩かれながらもメジャーリーグに挑戦し、見事成功を収めました。
野茂投手の成功がなければ、今ほどにメジャーリーグで日本人選手が活躍していないであろうことは、多くの方が賛同するのではないでしょうか。
野茂投手がメジャーリーグに挑戦したときは、活躍をニュースで目にしながら、かなり興奮したことを覚えています。
本当に本当にお疲れ様でした。
長い間、たくさんの感動をありがとうございました。
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