スポーツ: 2007年11月アーカイブ
ちょっと前の話題になっちゃいますが、今年のプロ野球、終了しましたね。
わたしはジャイアンツが好きです。
開幕のとき、このblogにてそんなことを書きました。
あれから約半年、開幕を取り上げたのに閉幕を取り上げないのはなんだかよくない気がしたので、遅ればせながらこの記事を載せます。
ご存知の通り、読売ジャイアンツは五年振りのリーグ優勝を果たしました。
しかし、本年より始まったCS(クライマックスシリーズ)により、日本シリーズへと挑むセリーグ代表は中日ドラゴンズとなったわけです。
セリーグのCSを圧倒的強さで勝ち抜いた中日ドラゴンズは、そのままの勢いで北海道日本ハムファイターズを破り、悲願の日本一となりました。
最終戦のドラゴンズ落合監督の采配は、かなり物議をかもしていましたね(過去形じゃないかな)。
八回まで一人の出塁も許していなかった中日の山井投手に替わり、九回にマウンドに上がったのは岩瀬投手だった。
あと一回抑えれば完全試合達成だったわけです。しかも日本一がかかった舞台で。
完全試合とは「一試合に一人の出塁も許さず、さらには、完投でなくてはならない」という大記録であり、どれぐらい難しいかというと、日本プロ野球史上で十五名しか達成していません。
ノーヒットノーランとは違い、味方のエラーでも途切れる記録です。チーム全員で成し遂げる記録と言えるでしょう。
日本シリーズ優勝を決める完全試合を見たかったという多くの人の気持ち、すごくわかります。
様々な理由からピッチャー交代を決断した落合監督の気持ち、かなりの葛藤があったのではないでしょうか。
中日ファンの方はどう思っているのでしょうかね。
悲願の日本シリーズ優勝の瞬間を、中日の絶対的抑えである岩瀬にて叶えてほしいという気持ちがあったのではないでしょうか。
山井投手一人の完全試合よりも、岩瀬投手との完全リレーの方が、ファンは嬉しいのかもしれない。
とにかく、厳しいシーズンを越えて日本一をつかんだのは中日ドラゴンズだったわけです。
もちろん、巨人を応援していた身として、もやもやがまったくないとは言えませんが……それでも、素直に優勝に対して拍手を送ります。
勝者をたたえるからこそ、スポーツは魅力的だと思うんです。
中日ドラゴンズ Dragons Official Website
北海道日本ハムファイターズ公式サイト
Yomiuri Giants Official Web Site
Wikipedia プレーオフ制度 (日本プロ野球)
Wikipedia 完全試合