学問: 2007年6月アーカイブ

箇条書きマジックとDHMO

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箇条書きをするのに適した油性ペン……のことではありません(ちなみにマジックインキは登録商標だって知っていましたかしら)。
囚人のジレンマ、悪魔の証明に続き、新たに知った言葉を紹介するシリーズでございます。

悪魔の証明の記事
囚人のジレンマの記事

まずは、以下をご覧ください。

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とある二人のプロ野球選手の経歴を箇条書きしたものです。
まあ、名前を伏せても大抵の方は誰を示しているかわかる気がしますが。
プロ野球についての知識を持っていない方は、この二人が非常に似ているような印象を持つかもしれません。
高校野球のスターからプロ野球のスターへと進み、野球へのこだわりを持って現在も舞台を求めて戦い続ける二人……。

某プロ野球選手Aは「桑田真澄」選手、某プロ野球選手Bは「清原和博」選手です。
桑田選手と清原選手を知っている方は「二人が似ている」って印象を持ってはいないでしょう、きっと。
それでも、共通点だけを並べるとまるで二人が似ているような気分になる。

ちょっと例がわかりづらかったかもしれないですが、これを箇条書きマジックと呼びます。
類似点だけ並べると、あたかもその二つが非常に似ているような思い込みをしてしまう。
逆に言えば、箇条書きを使えば相手を情報操作しやすいとも言えます(そんなにうまくいかないでしょうが)。
過去の人とのコミュニケーションを思い出したとき、箇条書きマジックに惑わされたことも箇条書きマジックで惑わしたこともあるように思います。

Wikipediaの箇条書きマジックのページを見ていたとき、これと似た例として、DHMOが挙げられていました。
DHMOがなにか気になりますか。
Dihydrogen Monoxideの略です。とある物質です。
Wikipediaより抜粋しますと「DHMOは依存症を発症させやすい。発症すると毎日少なくとも2リットルは摂取しなければならなくなる。代表的な禁断症状として、猛烈な喉の渇きを訴える例が多く、さらに進むと幻覚を見るようになる。放置すると遅かれ早かれ死亡する。その確率は100%である。」というものです。
詳しく知りたい方は以下のリンクより「Wikipedia DHMO」をご参照ください。

Wikipedia DHMO

言葉の力って本当にすごいですね。
「メディアが嘘を伝えるのをやめることは真実を伝えることと等しくない」という言葉も同じ類を示していますね。
抜粋や強調をした時点で真実から離れてしまう。

気をつけます、色々と。

Wikipedia 箇条書きマジック
桑田真澄 Official Web Site
オリックス・バッファローズ選手紹介 清原和博
Wikipedia マジックインキ

電話コードのねじれ現象

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世の中には不思議なことがたくさんあります。
それは決して遠く大きい不思議の話ではなくて、とても身近なところでの話です。
たとえば、どうしてさお竹屋は潰れないのか(金物屋兼業だから)。
たとえば、どうしてこれまでに一つの消しゴムを使い切った記憶が残っていないのか(実際使い切っていないから)。
たとえば、どうしてつい先日掃除したばかりの部屋がひどく汚れているのか(ただの不衛生)。
たとえば、どうしてつい先日切ったばかりの爪がすごく伸びているのか(ただの不摂生)。
たとえば、どうして傘を忘れたときにだけ雨が降るのか(ただのマーフィーの法則)。

等など、不思議なことだらけの世の中です。

そして、最も代表的な不思議として、どうしてコード類は自ら意思を持っているとしか思えない不可解な絡まり方をするのか(上記写真のような)。
MP3プレイヤーのイヤホンなんかは鞄の中とかシャツのポケットとかに押し込むことがあるからまだ納得なのですが、納得できないのは電話のコードですね。
ずっと同じ場所に置いているのに、ぐるぐるぐるぐる絡まっていきます。

その理由について説明した記事がITmediaに掲載されていました。
簡単に言うと「持ち替えの際に受話器が回転するから」という理由です。
なるほどねという感じです。
もしも詳しく知りたい方は、以下のリンクをクリックくださいませ。
最後は商品宣伝になっていますが、それまでは普通にコードがねじれる現象を説明してくれています。

ITmedia Biz.ID:電話機の「コードねじねじ現象」が発生する理由

電話のコードのねじれ具合って、その人の電話の使用量の尺度になるかもしれないですね。
もしくは落ち着きのなさの尺度とかでしょうか。


Wikipedia マーフィーの法則


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