漫画・アニメ・アニメソング: 2008年5月アーカイブ
出版業界、不況不況と言われ続けています。
実際のところどうなのかわからないですが、雑誌発行部数低下や休刊のニュースを聞く度、そうなのだろうと思わされます。
今日、ヤングサンデー休刊のニュースを目にしました。
『週刊 ヤングサンデー』休刊正式発表‐Yahoo!ニュース‐
前から休刊かという話は出ていましたが、ついにですか……。
時代に合わせたポジティブな休刊ということだとしても……やっぱり寂しいですよね。
どんな雑誌も永遠ではないことはわかっているつもりなんですけれどね。
そのうちジャンプやサンデーやマガジンやチャンピオンやアフタヌーンやリボンやなかよしや少女コミックやコロコロやコミックビームも休刊される日が訪れるのでしょうね……。
現時点気になるのは、連載中の作品がどうなるのかということ。
Dr.コトー診療所、都立水商!、イキガミ、クロサギ……等々、とにかくどの作品につきましても、未完という事態だけは絶対に避けてもらいたいですよね。
読者にとって、好きなマンガが未完で終わるというのは、その後ずっと精神的に引きずる大問題ですから(大袈裟な表現ではないですよね)。
今後のマンガ業界、アニメ業界ってどっちへ向かうんだろうとけっこう真剣に考える今日この頃……。
さて、昨日に続きまして好きなアニメOP・EDの紹介です。
参考までに過去に紹介したのラインアップは以下の通りです。
クリックすれば記事が表示されます。
ハイスクール奇面組OP7
シティーハンター2 OP1
うる星やつら OP2
かみちゅ! OP
フリクリ ED
YAWARA! OP1&OP2
悪魔くん OP
今回紹介するのも、定番中の定番ですが、幽☆遊☆白書でございます。
原作もアニメも超有名ですね。
原作は現在HUNTER×HUNTERを連載中の冨樫義博さんです。
幽☆遊☆白書、当時、週刊少年ジャンプでかなり熱中して読んでいたことが強く記憶に残っています。
単行本は全19巻とジャンプの人気漫画にしてはけっこう短い方ですが、内容はものすごく濃いです。
まずなにより、登場人物たちに惹きつけられます。
幽助、桑原、蔵馬、飛影、この4名が主要な登場人物なのですが、それ以外の脇役たちも魅力的です。特に後半になればなるほど。
「作者である冨樫義博さんが主要登場人物4人について描きたいことをかなり描いたため、敵たちに魅力を持たせるようになった」というような話を本で読んだ覚えがあります。
ジャンプっぽくないストーリー性も幽☆遊☆白書の大きな美点です。
表面的には「次々強い敵が現れてそれに合わせて主人公も強くなっていく格闘物」というジャンプの典型なのですが、中身はかなり際どいです。
冨樫義博さんのストーリーセンスはマンガ界トップレベルだと、他の作品を見ても思わされます。
レベルEも鳥肌物でした。てんで性悪キューピッドも連載は長くなかったけれど好きでした。
そんな幽☆遊☆白書のアニメ版、原作同様に毎週楽しみにしていました。
OP主題歌は馬渡松子さんによる微笑みの爆弾、ED主題歌は馬渡松子さんと高橋ひろさんによる五曲がありました。
どれも素晴らしい出来なのですが、個人的に好きなのは高橋ひろさんの"太陽がまた輝くとき"が主題歌だったED4、馬渡松子さんの"デイドリームジェネレーション"が主題歌だったED5です。
幽☆遊☆白書のEDすべてに言えることですが、いかにも終わりっぽい切なさが際立っています。
楽曲も映像も、そして作品自体も素晴らしいからこそのできですね。
高橋ひろさんのこともあり、今見るとさらなる切なさがありますね。
素晴らしい歌たちをありがとうございました。
高橋ひろ
馬渡松子 - OFFICIAL WEB SITE - OPEN SALOON
Wikipedia 幽☆遊☆白書
アニメのOPやEDを見るのが大好きです。
ということでこれまで、好きなアニメOP・EDを紹介してきました。
ハイスクール奇面組OP7
シティーハンター2 OP1
うる星やつら OP2
かみちゅ! OP
フリクリ ED
YAWARA! OP1&OP2
今回が七作目の紹介ですね。将来的には百個ぐらい紹介したいです。
有名なものばかりですが、知らない人も少しはいるかなと。
今回紹介するのは悪魔くんのOPでございます。
ゲゲゲの鬼太郎で御馴染みの水木しげる先生の代表作ですね。
一万年に一人現れる「悪魔くん」が(ラーメン大好きでツンデレな)メフィスト2世を筆頭とした12使徒を従えて地球の平和を守る物語です。
12使徒というのは名前の通り12人(匹?)の悪魔で、エンディングテーマ12フレンズの順序に従えば……
メフィスト2世、百目、妖虎、ユルグ、サシペレレ、鳥乙女、象人、家獣、ピクシー、幽子、ヨナルデパズトーリ、こうもり猫
……という悪魔くんの力強き仲間たちです。赤と青のピクシーを区別するなら13います。
この悪魔くん、内容が面白いのはもちろんですが、OPの出来がものすごく良いです。
子ども向けのアニメOPはやっぱりこうじゃないと……と強く思わされます。
映像が綺麗だとか動きが滑らかとかといった良さだけではなく「悪魔くんと個性的な悪魔たちが力を合わせて敵を退治していく」といった本編の魅力がうまく凝縮されているんです。
「これから始まる本編に誘導する」「これから始まる本編に引き込ませる」そういった要素を十二分に担っています。
それは映像面だけではなく、作品に合わせて作られた主題歌も含めてです。
エロイムエッサイムエロイムエッサイムと思わず口ずさんでしまいたくなります。
魔方陣を校庭に書いた人もいらっしゃるのでは?
悪魔くんというと、漫画の千年王国をイメージする人も多いかもしれません。
千年王国、知らない人はアニメ版とはまた異なった良さがあるのでぜひ読んでみてもらいたいです。