とりま: 2007年11月アーカイブ

わたしはS

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日常、喫茶店に行くことがとても多いです。
お茶を飲むのが好きだからというよりは、ゆっくりと息をつくため、考え事をするためです。
注文する飲み物は大抵、アイスロイヤルミルクティーです。
ガムシロップを大量に入れて飲みます。

皆様ご存知の通り、喫茶店の飲み物は基本的にSML(Small、Middle、Largeの略ですよね。もしかしてSmall、Mini、Little?)からサイズを選びます。
どのサイズを選ぶかはそのときの喉の渇き具合と財布の中の小銭量によって変化します。
そんなとき、いつも、滑舌が悪いわたしは「店員さんにちゃんと注文が伝わっているかしら」と気になります(豆知識:滑舌って単語は専門用語だから広辞苑に載っていないんですよ)。
Sを頼んだつもりでLが出てきたとしても、臆病者なのでそれを訂正することはできないのです。
たとえ「アイスロイヤルミルクティー」を頼んで「抹茶ラテ」が出てきてもきっとそのまま飲みます。

先日、喫茶店のレジにて、「アイスロイヤルミルクティー」のSサイズを注文するとき、ふと思ったんです。
もしもSを発音できなくなったならわたしはどうするのかなって。
「わたしはSサイズが飲みたい」と店員さんにいかにして伝えるのか。
最も妥当なのはメニュー表のSを指で示すこと。でも、注文したい飲み物はちゃんと言えるのにサイズだけ指で示すってなんだか感じ悪い。
じゃあ、身体を上手にくねってボディランゲージでSを伝えるか。周りの客の視線が痛くてテークアウトにしてしまいそうです(お店でテークアウトと言うとき、間違えてテークオフって言ってしまいそうになりますよね)。

たった一つのアルファベットを失うだけで大変なことになるのだなと感じました。

Wikipedia マルキ・ド・サド
Wikipedia レーオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホ
Yahoo!辞書‐かつ‐ぜつ【滑舌】‐


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