カタン: 2007年1月アーカイブ
先日、京都新聞のサイト上で興味深いニュースを目にしました。
大津市の夫婦がピエロとして闘病中の人たちに笑顔を届ける活動をしているというニュースです。そのような活動を行う人をクリニクラウンやケアリングクラウンと呼ぶそうです(クリニクラウンは主に小児の病室を訪れる心のケアの専門家のこと。ケアリングクラウンは老人ホームや難民キャンプなど医療現場以外での活動も含むことがある。日本語では臨床道化師と呼ばれる)。
クリニクラウンやケアリングクラウンという単語はボランティア系の知識をしっかりと持っている人からすれば一般的な名称なのかもしれないですが、わたしは知識不足で恥ずかしながら知りませんでした。このような活動をしている人がいるだろうこともほとんど考えたことがないです。
「生き方」という単語を聞いてわたしが思い浮かべるものはきっとものすごく狭い範囲で、それは「生き方」だけではなく「仕事」「目標」という単語でも同じことで、世界にはわたしが知るよりもずっとずっと広く多くのことに溢れているのだと感じました。
(クリニクラウンがボランティアであるかどうかは別問題として)ボランティアの定義というのはWikipediaによると「自主性」「無報酬」「公共性」のすべてが当てはまることが一般的だそうです。
ボランティア活動は「偽善」「道楽」「売名」だなんだと揶揄されることも往々にしてあります。そのことについては深い知識を持ち合わせていないですしここで熱く論ずるつもりはありませんが、やはりボランティアの対象となる、受ける側の気持ちが重要だと思っています。
京都新聞の記事に病院でのお楽しみ会のことが書かれており、そちらに「再会が嬉しいのか、涙を見せる女性もいた」という一文がありました。すごく心に染みました。
わたしにはこの夫婦と同じようにケアリングクラウンをやろうなんて気持ちはないですが、別の道で、同じく人の嬉し涙を誘うような生き方をしていきたいと強く感じました。
昨日に続いて本日は箱根駅伝の復路が行われました。
優勝がどこになるかという点に注目するのはもちろんですが、同じだけ興味があるのはやはりシード権争いです。
シード権争い、かなり激しかったですね。
箱根駅伝は十位までに入った大学は翌年の箱根駅伝に無条件で参加できます。
十位に入れなかった大学は10月に行われる予選会に勝ち残らなければ本大会に出場できません。
つまり、シードに入れなかったチームは箱根駅伝の前の予選会に一度調子を合わせなければいけないため、本大会で不利になると言われています。
だからこそ、どのチームもシード権取得が大きな目標となるわけです。
また、もう一つが、チームのたすきを繋げるかどうかということ。
箱根駅伝では各中継点毎、トップが通過してから20分経過した場合(鶴見と戸塚中継所は10分)、まだ前のランナーが来ていなくてもスタートしなくてはいけないというルールがあります。
大会運営者が用意したたすきを、チームのたすきとはちがうたすきを持って走り始めなくてはならないわけです。
「命より重い」そう言われる駅伝のたすきを繋げることができない。
今大会、一時期強豪といわれた神奈川大学と関東学連選抜が9区から10区につなげる鶴見中継所でたすきを繋げることができませんでした。
他人事と言われるでしょうが、たすきが繋がらなかった瞬間、涙がこぼれそうになりました。
そして、今年も終わった箱根駅伝。
優勝した順天堂大学、本当におめでとうございます。
他の大学の方々も、たとえ目標とする結果を得られなかったとしても、お疲れ様です。
感動をありがとうございました。
2007年 東京箱根間往復大学駅伝競走 総合結果
1位 順天堂大学
2位 日本大学
3位 東海大学
4位 日本体育大学
5位 東洋大学
6位 早稲田大学
7位 駒澤大学
8位 中央大学
9位 専修大学
10位 亜細亜大学
11位 城西大学
12位 山梨学院大学
13位 中央学院大学
14位 大東文化大学
15位 法政大学
16位 明治大学
17位 神奈川大学
18位 國學院大學
19位 国士舘大学
20位 関東学連選抜
箱根駅伝公式Webサイト
日本テレビ『東京箱根間往復大学駅伝競走』
スポーツナビ 箱根駅伝 第83回(2007年)
Wikipedia 東京箱根間往復大学駅伝競走
皆様、正月といって思いつくものはなんでしょうか?
お年玉、餅つき、お金を引き出すのを忘れていて銀行に行ったらATMコーナーのシャッターが下りていて唖然とする気持ち……。
まあ、人それぞれだと思いますが、わたしはやっぱり箱根駅伝を思いつきます。
正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競争」で、関東地方にある大学による駅伝大会です。
知らない人はきっといないでしょう関東における正月のビッグイベントですね。
関東限定の大会なのにこれだけの知名度がある理由は日本テレビの力だったり、開催時期だったり、「出雲駅伝」「全日本大学駅伝」に次ぐ三大駅伝の最後だったり、様々だと思いますが、やはり純粋に走者の全力が感動を呼ぶということが最も大きな、そしてある意味唯一の理由でしょう。
「駅伝のたすきは命より重い」という言葉を聞きます。実際に命より重いかどうかは別として、それぐらいの気持ちで走っているのだと思います。
駅伝やリレーは走るときは一人一人のため、野球やサッカーと比べると団体競技のイメージが薄いかもしれないですが、そんなことはないです。
一人ずつの繋がりだからこそ、団体としての重みがあると思うのです。
今年の箱根駅伝も見所満載でしたが、まずはやはり一区東海大「佐藤悠基」選手の快走でしょう。
実力派揃いと呼ばれる世代の代表格、さすがの走りでした。一区で二位に4分差というのはとてつもないの一言です。
しかも、平成6年にあの「渡辺康幸」選手が立てた記録を更新しての区間新です。
渡辺康幸選手といえば箱根駅伝市場に残るビッグスターでした。社会人後に少し不完全燃焼だったということが残念ですが、その偉大な選手の記録を塗り替えての区間新、すごいです。
二区もあるいはあの順天堂大学の三代直樹選手の区間新(同じく渡辺康幸選手の記録を塗り替えての区間新でしたが、当時、かなり騒がれましたね。二区の渡辺康幸選手の記録はしばらく抜かれないだろうと言われていたので)を塗り替えるのではと思いましたが、残念でした。でも、素晴らしい走りでした。
三区は中央大学「上野裕一郎」選手の激走、四区は順天堂大学「佐藤秀和」選手の「五区へ少しでも良い順位で繋げたい」「去年の借りを返したい」という気持ちが出た走りが記憶に残ります。
そして、一区の「佐藤悠基」選手と並ぶ今大会のスター選手、二年連続箱根の金栗四三杯(最優秀選手)順天堂大学の「今井正人」選手が走った五区の山上り。
序盤続いた日体大のスター「北村聡」選手との並走、そして9km地点以降、北村聡選手を置き去りにしての力強い走り。見事区間新を叩き出し、往路優勝、何度も何度も実況が「山の神」という言葉を持ち出していましたが、まさにそんな印象の素晴らしい走りでした。だって、区間二位以降に2分以上のタイム差ですよ。すごいです。
さて、明日の復路はどんなドラマが待っているでしょうか。
総合優勝は果たして……。
日本テレビ『東京箱根間往復大学駅伝競走』
スポーツナビ 箱根駅伝 第83回(2007年)
Wikipedia 東京箱根間往復大学駅伝競走
Wikipedia 渡辺康幸
新年、あけましておめでとうございます。
旧年中はお世話になりました。
新しい一年、始まりましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
わたしは自室にてのんびりと暮らしております。
皆様、新年の抱負など立てられましたでしょうか?
新しい一年、青春Bも色々とビジョンはあります。ちょっとまだ具体的な説明ができる段階ではないですが……。
トップページクリエイターリンクの充実は続けていきます。ただ、数を増やすことではなく、一つ一つのサイトをもっと強く紹介できるような形を模索中です。
その形として、2月頃にリニューアルを予定しています。
始まりだった昨年を今年の爆発的飛躍につなげたいなと思っています。
トップページ画像、些細ではありますが新年バージョンに変えております。
見ていただければ幸いです。
他のサイト様も新年バージョンに変えているところ、多く見られますね。
トップページクリエイターリンク登録サイト様の多くも新年仕様にしています。
以下、トップページを新年仕様にしているサイト様たちを抜き出してみました。
新年ののんびりとした時間のお供にいかがでしょうか。
shiori(イラスト) サイト:mine*mine
Caoll(イラスト) サイト:caoll.com
よしみるく(漫画) サイト:よしみるくのウェブコミック
比佐健太郎(イラスト) サイト:Sweet blossom time
Crazy Company(デザイン・イラスト) サイト:studio1999
ひみこROSE(イラスト) サイト:ひみこROSE 公式サイト
私事でございますが、身近な人の嬉しいニュースから今年が始まりました。
だから今年は納得できる一年になりそうな気がします。
それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします。