もしも私がスノーボードハーフタイプ代表の国母選手だったら
冬季五輪開催中です。
で、なんかやたらと注目を集めているのが国母選手の服装問題。
もはやこの時点でメディアは本来のオリンピックの楽しさを適切に伝えていないわけで、そんな輩に「オリンピックというものは……」みたいに語っていただきたくないな〜なんて考えたり。
「悪者を作った方が人の注目を集められるから」って素直に言っちゃえばいいじゃん。
私は正直、オリンピックに対するたいした持論なんてないし、オリンピックに対する理念なんかも正確には把握できていないです。
でも、サッカーのワールドカップと並び、世界最大級のスポーツイベントなのは知っています。
そこに対する参加選手の方々の思い入れやらなんやらは想像するにかなり大きなものがあるだろうなと。
それで、もしも自分がそんなオリンピックに出場する国母選手の立場だったらと考えてみたわけです。
(かなり想像入っていますが)私が上述したような過程をたどったとします。そして21歳だとします。
まあ、私は性格上素直に謝るだろうと思うのですが、「うるせーな」って絶対に言わないかと問われたなら、そんな自信もないんですよね。
もしかしたら言ってしまう可能性もゼロじゃないよなと。
叩いている人たちはおそらく彼と同じ過程を経て、同じ状況に陥ったときに「うるせーな」と100パーセント言わない自信があるのかな?
だとしたら立派だな。
そんな立派な人、あまり会った記憶がない……。
彼の服装や記者会見での態度が常識と照らし合わせて間違っていることは確かなんでしょうが、出場辞退にまで及びそうだったと聞くと、さすがにちょっと違うんじゃないかと。
この4年間(及びこれまでの競技人生やらなんやら)のオリンピックへ向けた道のりを帳消しにしないといけないほどのことなのかな?
オリンピックに出るって、それがたとえ最下位という結果に終わるとしても、それがたとえメジャー競技でもマイナー競技でも、とてつもない努力の積み重ねだと思うんですけれどね。
私が国母選手だったら
ぐらいは悶々、苛々と考えちゃいそうな気がする。
あと、これだけ叩かれている状況で、スポーツ選手なら結果で示せって、それは酷では?
この事件で結果が出せないようじゃメンタル面が弱過ぎだって言う人たちは、さぞかし強靭な精神の持ち主なのだろうなと。
失敗を叩くことによって正しさを強調していくことは大事でしょうが、それが度を過ぎると失敗が恐くてなにもできなくなりそう。
とりあえず、本当に彼の今回のことがこの4年間を帳消しにするだけのものだとするなら、マスコミ各社は10回ぐらい倒産していただかないといけないですね(10回じゃ足りない?)。