フルFlashサイトの作り方の基本まとめ(ActionScript3.0)
以前、フルFlashサイトの作り方の基本まとめ(ActionScript2.0)という記事を書きました。
せっかくなので、ActionScript3.0版も書いておこうかなと思います。
(2.0バージョンを少しいじった程度です)
なんか一般的にはフルFlashとフルFlashでなんか違うものみたいな扱いがされているような気が時々してしまいますが、別にそんなことないです。
前も書きましたが、フルFlashだからといってさほど特別なことをしているわけじゃありません。
このサンプル、どなたかの役に立ちますように。
仕様
・左上、中央上、右上、左、中央、右、左下、中央下、右下の9カ所にMovieClipを配置。
・中央のMovieClipのクリックによってフルスクリーン表示と通常のブラウザ内表示の切替。
・swffit v2.3.1を使用してブラウザが一定サイズ(今回は横300px×縦300px)以下になったときにはブラウザにてスクロールバー表示。
・表示にはSWFObject v2.1を使用。
ポイント・注意点
・stage.scaleMode = StageScaleMode.NO_SCALEを設定することでswfが拡大縮小されないようにする。
stage.scaleMode = "noScale"でも同様です。
・stage.align = StageAlign.TOP_LEFT;を設定することで座標を左上基準とする。
stage.align = "TL"でも同様です。
・Event.RESIZEとFullScreenEvent.FULL_SCREENのイベントをstageに設定することで、フルスクリーンモードの切替とステージのサイズ変更を検出する。
・stage.stageWidthとstage.stageHeightに合わせて配置するMovieClipインスタンスの位置を調整する。
・cssにて親要素のheightを100%指定しないとブラウザのスペースをフル活用できません。詳しくはAdobeの「高さ 100% の Flash のバグ」を参照。
・フルスクリーン表示はflash player9以降の機能です。
・flashの表示にSWFObject v2.1を使う必要は必ずしもないですが、フルスクリーン表示のためにallowFullScreenのパラメータをtrueにすることは忘れずに。
サンプル
サンプルの表示はこちらです(同窓表示です)。
サンプルのダウンロードはこちらです(html,css,js,swf,fla,asファイル)。
flaはCS3形式で保存されています。
flaはMovieClipインスタンスの配置とFullflashsampleクラスの読込用であり、ActionScriptの記述はありません。
ActionScriptのコードはすべて外部のFullflashsample.asに記述しています。