英語関連の数値色々(利用者、資格合格率、市場規模等)
当blogの英語学習に関する記事の一覧はこちらです(随時更新しています)。
私、数字を見るのが好きです。
そんな私、今、英語の勉強にはまっています。
なので英語に関する数字を見るのが好きです。
ということで、英語勉強に関する数字(利用者数、資格の合格率や英会話ビジネスの市場規模等)を掲載しているサイトの紹介です。
ネイティブスピーカーの数が多い言語の一覧
Wikipediaによるネイティブスピーカーの数の表です。
1位は中国語の13億人、2位が英語の5億1000万人ですね。
ちなみに日本語はドイツ語と並んで1億3000万人で10番目です。
インターネットにおける言語の使用
こちらはWikipediaによるインターネットにおける言語の使用者数の表です。
1つめの表は2004年の利用者数なのですが、英語が1位で約2億9500万人、2位が中国語の約1億1000万人です。
ネイティブスピーカー数では10位の日本がこちらの表では6710万人で4位です。
2つめの表は2008年調べの利用者数ですが、こちらでは英語が1位で4億6380万人、2位が中国語の3億2140万人となっています。
日本は9400万人で4位です。
どちらの表を基本として考えても、英語と中国語が理解できればインターネット上の情報の約半分が取得できるということですね。
TOEIC 公式データ・資料
TOEIC(Test Of English for International Communication)は様々な公式データを公表しています。
資料の中の「TOEICテスト DATA & ANALYSIS」に全体の平均点等がざっとまとめられています。
(2004年〜2008年のデータです)
公開テストの平均点が580点、IPテスト(団体受験)の平均点が447点です。
IPテストが100点以上低いのは、嫌々受けさせられている人も多いからかな。
公開テストの場合は895点以上とると全体の上位3.6%だそうです。
845点以上で上位7.6%、795点以上で全体の12.9%に入ります。
IPテストの場合は695点以上で全体の9.7%以内に入ります。
また、2003年のものなのでかなり古いデータですが、いくつかの国内企業における昇進・昇格におけるTOEICスコアの基準点が掲載されていました。
日本IBMで課長が600点、次長が730点、シャープで課長職が500点等です。
TOEFL Research
ビジネス用英語であるTOEICに対し留学時に用いられる資格であるTOEFL(Test of English as a Foreign Language)も様々な統計データを公開しています(英語ページです)。
Test and Score Data Summariesの中のJanuary-December 2008 Test Dataを見ると、9ページ以降にて母国語別や母国別の点数が載っているんですが、日本語及び日本、めちゃくちゃ下の方ですね。
母国別でアジアは30国掲載されているのですが、日本は下から3番目です。
日本語だけで生活していけるというのは日本が経済的に強い一つの証だと思いますし、それに、その国の英語レベルが試験だけで計れるわけではないとしても(受験する層のばらつきもかなりあるでしょうから)……少なくとも国として喜んでいい数字ではないでしょうね。
英検-日本英語検定協会- | 受験の状況 |
英検は合格率を公表しています。
2009年度第1回検定の結果を見てみると、1級で9.8%、準1級で15.4%、2級で28.9%、準2級で37.3%ですね。
準2級があるのを知らなかった。
合格率と難易度は直結しないものだとしても、1級の二次試験(面接)って61.4%も受かっているんですね。
それ以外の二次試験は全部合格率80%以上。
想像以上に高い。
二次試験でもっと絞っているものだと思っていました。
矢野経済研究所、語学ビジネス市場に関する調査結果を発表
英語限定の話ではないですが、語学ビジネス市場に関する調査結果の2009年版です。
2008年度の語学ビジネス総市場規模は前年度比5.2%減の7672億円だそうです。
また、2009年度は予想数値ですが、語学ビジネス総市場規模は前年度比3.7%減の7386億円。
ちなみに、2007年のニュース記事によると、2006年度は約8126億円だそうです。
市場規模、縮小傾向なのですね。
しかもけっこうな割合で。
外国語学習に対する必要性は高まっているのにと思わんでもないのですが、まあ、インターネットの普及等でお金をかけずに英語を学習することができるようになったってことなのかな。
後は、元々がお金をとり過ぎだったとかね……。
英語が使えるようになるには、どのぐらい勉強すればいいのか--最短は380時間
スペースアルク内の日向清人のビジネス英語雑記帳での外国語学習に必要な時間についての記事です。
英語ができるようになるまでは3000時間〜4000時間、ひとまずコミュニケーションがとれるレベルまでは380時間とのこと。
勉強時間はその人の(英語力に限らない)素養や環境に大きく左右されるので、この数字をそのまま個々に当てはめることはできないとしても、それなりの英語力を身につけるのにたくさんの時間が必要だってことはわかりますね。
英語教員の英語力は停滞、英検準一級など取得者は50%以下 −文部科学省調査
2007年のニュースですが、公立中学校、高校の英語教師の中で「英検準1級以上、TOEIC730点以上、TOEFL550点以上」のいずれかを取得している英語教員の割合が中学では24.8%、高校では48.4%だったというもの。
ちなみに「英検準1級以上、TOEIC730点以上、TOEFL550点以上」というのは文部科学省が英語教員に求めている目標だそうです(このニュース時点においてなので今は違うかもしれません)。
実力がないわけではなくて、ただ受験していないだけですよね??
と考えて、実際の元データ平成18年度小学校英語活動実施状況調査及び英語教育改善実施状況調査(中学校・高等学校)についてを見てみました。
英語教育改善実施状況調査結果概要(中学校)と英語教育改善実施状況調査結果概要(高等学校)の「4 英語教員の指導力向上及び指導体制の充実について」の項目が該当します。
ニュース記事と基準が多少違っていますね。TOEFLが試験形式によって二つ掲載されています。
「実用英語技能検定試験準1級以上の級又は、TOEFLのPBT550点以上、CBT213点以上、TOEIC730点以上のスコアを取得」が基準です。
中学校の教員においては試験を受けた中で40.2%、高校の教員においては試験を受けた中で74.2%が基準をクリア、ですか……。
「英語の外部試験を受けた中で基準をクリアした人の割合」なので、この外部試験が英検でもTOEFLでもTOEICでもないってことかな?
さすがに中学校の英語教員の40.2%しかクリアできないというのは信じられない。
英語「達人への道」 - 実力 vs TOEICスコア
統計情報ではなくて、TOEICのスコアを絡めつつ英語のレベルの段階を示した表なのですが、すっごい面白いですし、実際自分に当てはまるなーと思いながら読んでいます。
本当、最初の頃は、TOEIC700点ぐらいになる頃にはそれなりの英語力が身についていると思っていましたよ。
800点〜900点からが辛いもかなり同感。
語彙力、英語力測定
自分の現在の英語力を数値にて把握できると英語勉強の意欲に繋がるんじゃないでしょうか。
資格試験を受けるのはお金がかかるからと躊躇している人は、ネット上に無料の測定サイトが多数ありますのでまずはそれらを試してみては。
あなたの語彙力(単語力、ボキャブラリー)を測定してみようでは現時点での自分の英語語彙力を測定できるサイトが多数紹介されています。
また、NHK出版が英語力測定テストを設置していますので、こちらもよろしければ。