英語勉強1年間のまとめ 前編-自己分析と対策-
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学生時代、英語嫌いでした。遥か昔の高校受験時以降、気合入れて勉強したことなかったです。
就職前、学校の団体受験で受けたTOEICが約300点で「思ったよりできるじゃん」そう喜んだほどの自分。
でも、大人になって月日が流れ、突然英語をしっかり勉強しようと思ったのが去年の10月。
衝動的だった学習欲をどうにか維持・定着させしつつ、1年経過(2008年10月18日〜2009年10月25日)。
ということで1年間の学習について、前編、中編、後編でまとめます。
前編の今回はまず現状分析です。
勉強開始時点での目標、現時点での英語力、そして目標達成のための対策について。
TOEICスコア
とりあえず1年間でのTOEICのハイスコア。
- Totalハイスコア……850点
- Listeningハイスコア……450点
- Readingハイスコア……420点
ちなみにTotalハイスコアは勉強開始7ヵ月目での取得です。
7ヵ月目まではうろ覚えでひたすら頭に入れていった感じです(TOEICは選択問題なので800点前半ぐらいならうろ覚えでも困らないかなと。到達していないから断言できないけれど、900点もうろ覚えでいける気がする)。
最初の数ヵ月は名詞・副詞・形容詞といった品詞の違いすらさほど考えずに勉強していました。
7ヵ月経ちそれなりのスコアになって点数に対する執着が消えた頃、うろ覚えで身につけたものを喋れるレベルに書けるレベルにしたい、内容をもっとちゃんと把握したい、目標に到達するためにどういうことをやらないといけないのか……ということを考えるようになりました。
言ってしまうと、勉強を1からやり直している感じに近いかも(遠回りと言えば遠回りだけれど、いい経験と思いましょう)。
TOEICはモチベーション維持のためにはすごくいいと思うけれど、英語力って観点で行くとやっぱり、あれね……。
点数的には半年前から向上していないけれど、というか下がったけれど、今の方が活用能力はついたし、今後伸びていくはずと思います(そう信じたい)。
1年勉強してやっと、外国語を勉強するというのがどういうものかシッポが見えた感じかな……。
発音をカタカナで覚えようとしていた1年前、3000個ぐらい単語を覚えればなんとかなると思っていた1年前……ああ、懐かしい……。
Listening
正直、どれだけがんばっても目標に到達できないんじゃないかと弱気になること頻繁にあり。
最も弱気になりがちな分野。
まあ、とにかくやるだけやろう!
愚痴はやるだけやってからだ!!
- 勉強開始時の目標
- 情報収集のために英語のニュースの内容を少なくとも8割程度は理解する。知らない単語はところどころ出てくるとしても全体を把握できるレベルになる。
- 雑談で相手が言っている内容について意味を把握する。つまり相手の意図する方向性の返答ができるぐらいにはわかるレベルになる。
- 英語の娯楽(TV番組や映画)を内容が楽しめる程度に理解する。
- 現状
- CNN(アメリカ)やBBC(イギリス)でキャスターが話している内容において、話題がなにかとその大枠がギリギリわかるレベル。ただし、ニュース番組内における「インタビュー部分等」つまりキャスターじゃない人が喋り始めると一気に理解度ダウン(下手すると全然わからない)。
- 軽い話題の雑談においては理解可能(ただし知らない単語が出た際には聞き返す)。おそらく、私の英語力を相手がそれなりに考慮して喋ってくれているから聞きとれるのだと思う。なぜなら、話が盛り上がってきて継ぎ目なく一気に喋られると厳しい(たとえ耳が拾えても頭が拾えていない)。
- シリアスな英語ドラマや映画はほとんど見ていないのでどの程度聞き取れるかわからないけれど、シットコム(シチュエーションコメディ。フルハウスやフレンズのようなもの)はかなり厳しい。ナチュラルなスピードに耳がついていけていない、口語的な言い回しに慣れていない、発言されることが想像しづらい単語を拾う実力がないあたりが理由と思われる。
- 対策
- ニュースとかで英語にたくさん触れることもしていくけれど、短時間でも集中して触れることを大切にする。集中して聞く10分は流して聞く100分より価値がある。
- 手元にある教材を反復して、着実に一つ一つ潰していく。結局、それしかないかなと思う。
- 発音書を読み返す等して音の種類に気を配ることは忘れない(未だに日本語の五十音で把握しようとしてしまう)。
Reading
きっと、これが一番重要。
きちんとしたReadingができていないからListening、Speking、Writingができていないという部分がかなりあると考えている。
目標まではまだ遠いけれど、勉強を積み重ねていけば到達できると思う。
- 勉強開始時の目標
- まず第一にIT系の情報収集をWeb、書籍でストレスなく行えるようになる。
- 二番目として、IT系以外の情報についてもストレスなく読めるようになる。
- 現状
- 自分が元々知っている分野の情報(音楽、IT、漫画)であればそれなりにストレスなく読める。ただし、極めて簡単な単語でも辞書を引くこと多々あり。それが負担。
- 一つのセンテンスが長文になると理解度がダウンして何度も読み返すことになる。
- ニュースサイトのような簡潔で直接的な表現はともかく、比喩的な言い回しになると理解できないことが多い。Listening同様「ここでこういう言葉が来るはず」という想像範囲内にあるものしか対処できていない。
- 英文を読んでいると思考が停止することが多々ある。頭の中で日本語と英語が入り交じって整理つかなくなっているからと思われる。
- 対策
- 現在頭の中にあるボキャブラリーや文章構成を記憶に定着させる。現在手元にある教材の反復。
- 基礎的な文法の中でも欠けているものが多くあるので文法関係の本を一冊通しで行う。英語慣れしたいという気持ちもあるので、できるだけ例文が多いもので行う。
- 洋書を読んで英語慣れする。思考を英文に慣らす。
- そもそものボキャブラリーも少ないので、洋書を読む過程で知らない言い回しや単語の抽出と学習。
- 意味を気にし過ぎて読むと英語慣れしづらいので、洋書を二度目に読む際には意味よりも読み進めることを重視する。
Speaking
しっかりしたReading技能がつけば目標達成できると思っている分野。
- 勉強開始時の目標
- 流暢じゃなくていいから、巧い言い回しができなくてもいいから、伝えたいことを伝えられるようになる。
- 現状
- 音楽や漫画といった娯楽についての表面的な話であれば好みの大枠は伝えられる。それなりに盛り上がることも相手によっては可能。
- 好き嫌いからさらに一歩進んで「どうしてそれが好きなの」「どうしてそれが嫌いなの」と言われると少し言葉に詰まる。
- ものすごい簡単な単語であっても出てこないことが多々ある。
- 言い回しの幅が極端に狭い。たとえばなにかを好きであることを伝えるとき「I like 〜.」「〜 is my favorite one.」ぐらいの言い方しか出てこない。
- つまりは全然喋れていない。
- 対策
- 喋り慣れていないため、Rarejobでの勉強を継続して行う。知識の習得よりも場数を踏むのが目的。
- 英語を喋り慣れている慣れていないという以前に、勉強した言い回しや単語がまったく身についていない。Speakingのための勉強というよりも、Reading・Listening・Writingの勉強時に英文を口に出すことをして身につけていく。
Writing
これもしっかりしたReading技能がつけば後は慣れでなんとかなると思っている分野。
もちろん、ビジネスでという話になるとそのための勉強が必要になるのだとは思うけれど。
- 勉強開始時の目標
- 雑談メール等の簡単な内容であれば辞書等に頼らず書けるようになる。
- なにかをお願いするとき、なにかを断るとき、なにかを説明するとき……少し踏み込んだ場面でも辞書等を使えば相手に伝えたいことを伝えられるようになる。
- 現状
- 雑談チャットぐらいなら軽い気持ちで可能。ただしスペルミスには目をつぶりがちだし、表現の幅も狭い
- 注意していないと冠詞の忘れや時制の間違いといった基本的なミスが頻出する。
- 雑談以外の場面においても、世の中例文がたくさんあるので時間さえかければある程度書ける。けれど、日本語の十倍ぐらいの時間が必要。途中で妥協してしまい変な英語になる。
- 対策
- Readingの学習を行う過程でそれを自分が書くことを常に頭に置いておく。
- Facebook上での英語を通じての交流を引き続き行う(チャット、メッセージ)。
まとめ
なんか色々考えてみたけれど、結局、基礎を反復、という考えです。
ただ、勉強する際の意識、どこを大事にしないといけないかを常に気にしていく。
1年の間に得た財産は、英語力というよりも、どれだけのことが自分に足りないか、どれだけのことをしないといけないかが見えてきたというもの。
本当に、やっとスタートラインに立ったというところですね。
中編は使用した学習教材について書く予定です。