フルFlashサイトの作り方の基本まとめ(ActionScript2.0)
先日スタートしました青春Bの新コンテンツオンラインギャラリー-SEISYUN-B online exhibition by creators-、考えてみると青春Bで初めてのフルflashコンテンツですね。
青春B以外では作ったことありますが。
まあ、別にフルflashと言っても作り方はそうではないflashとさほど違いはないわけです。
ステージサイズに合わせて位置調整を行うだけなので。
凝ったものを作ろうとすると話は別ですが、凝ったものを作るならフルflashじゃなくても難しいわけですし。
せっかくの機会なので、フルflashサイト(ActionScript2.0)の基本構造を掲載しておきます。
サンプル制作してみました。
どなたかの役に立ったなら嬉しいです。
仕様
・左上、中央上、右上、左、中央、右、左下、中央下、右下の9カ所にMovieClipを配置。
・中央のMovieClipのクリックによってフルスクリーン表示と通常のブラウザ内表示の切替。
・swffit v2.3.1を使用してブラウザが一定サイズ(今回は横300px×縦300px)以下になったときにはブラウザにてスクロールバー表示。
・表示にはSWFObject v2.1を使用。
ポイント・注意点
・Stage.scaleMode = "noScale"を設定することでswfが拡大縮小されないようにする。
・Stage.align = "LT"を設定することで座標を左上基準とする。
・onFullScreenとonResizeをStageのイベントとして設定し、フルスクリーンモードの切替とステージのサイズ変更を検出する。
・Stage.widthとStage.heightに合わせて配置するMovieClipの位置を調整する。
・cssにて親要素のheightを100%指定しないとブラウザのスペースをフル活用できません。詳しくはAdobeの「高さ 100% の Flash のバグ」を参照。
・フルスクリーン表示はflash player9以降の機能です。
・flashの表示にSWFObject v2.1を使う必要は必ずしもないですが、フルスクリーン表示のためにallowFullScreenのパラメータをtrueにすることは忘れずに。
・flash player9以降が対象ならActionScript3にすれば良いのにというツッコミはなしで。
サンプル
サンプルの表示はこちらです(同窓表示です)。
サンプルのダウンロードはこちらです(html,css,js,swf,flaファイル)。
flaはCS3形式で保存されています。