ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破の感想
はい、見てきましたよ、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破。
本当は公開初日に行きたかったのですが、TOEICの勉強に集中するため、試験終了後のご褒美といたしました。
感想は……難しいですね。なんと言えばよいのか。
面白かったし、夢中になって見ましたし、もうスクリーンに釘付けだったわけですが、この見た後の感じは、それだけじゃないかなと……。
おそらく皆さんご存知の通り、ヱヴァンゲリヲンは10年以上前に一世を風靡いたしました。
当時は"ヱヴァンゲリヲン"ではなくて"新世紀エヴァンゲリオン"でしたが。
私は当時、リアルタイムでこの作品を楽しんでいたのですが、本当に、すごい盛り上がりだったなと……。
普段はアニメを見ない人でも普通に知っていましたからね。
当時を知らない人と言うのももうかなり多くいるかと思いますが、テレビ放映後10年以上経ってもここまで話題を集めていることからも当時の盛り上がりのすごさがある程度想像つくのではないでしょうか。
今回のヱヴァンゲリヲン新劇場版:破は、新世紀エヴァンゲリオンの新シリーズです。
全4部作の予定で、2007年の9月1日に前編であるヱヴァンゲリヲン新劇場版:序が公開されました。
今作は中編に当たり、今後後編と完結編が公開される予定です。
で、今作の感想ですが……
前作の序は元々のテレビシリーズの内容と似ている部分がかなりあったのですが、今回は……
設定や主要キャラクターはテレビシリーズを大きく受け継いでいますが、もう、別作品と言っても差し支えないぐらいに違っていましたね。
なんか、本当に不思議な感覚です。
テレビシリーズをすごく楽しませてもらった一人として、面白い新作を見ることができるというのはとてつもない喜びで……
でも
新作でありながらも旧作の姿が細部にちりばめられていて……
うまく言えないのですが、テレビシリーズを元にしてテレビシリーズ以上の技術にて作り上げられた二次創作を見ているような気持ちになります。
別に悪口ではないですからね。
こういう感覚、初めてです。
テレビシリーズを知らずに初めてこの劇場版シリーズを見る人がどう感じるか上手に想像できないです。
それぐらい、目にフィルターかけて見てしまうんですよ。
ただ、テレビシリーズに比べて絵はずっと綺麗になっていますし、キャラクターの性格や気持ちの動きなんかかなりストレートで、いかにも映画向きになっているので、万人が楽しめる感じかな?
戦闘シーンも、日常風景も、人間模様も、素直にエンターテイメントしていたので
正直、新劇場版の公開が発表されたときは内心ちょっと反対だったのです。
当時の良さを、心の中、当時のままでとどめておきたかったから。
でも、前回の序、今回の破を見て、今は肯定派です。
だって、一言で言うと、私は楽しんでいるから。
旧作からのファンである他の人がどういう気持ちかはわかりませんが……
もしも多くの他の人も似たような気持ちでいるなら、それはものすごいことですよね。
リメイク、続編、新作……どういう形であるにせよ、ある作品を元にして生み出された作品において、元の作品のファンを納得させた例って、そんなにないかなと。
まあ、まだ完結していないですが。
上映後、劇場内の雰囲気が、ヱヴァンゲリヲン(エヴァンゲリオン)ならではでしたね。
あの、ざわざわ感。
誰もが語らずにいられないような様子。
これこそ、ヱヴァンゲリヲン(エヴァンゲリオン)の最大の魅力なのかもしれません。
最後に一つ、気になること……
アスカファンはどう思ったのでしょう、今回の作品……。