addTweenとaddCaller‐tweenerのお勉強(2)‐
※外部ライブラリ学習の目次はこちらです。
※使用しているTweenerのバージョンは1.31.74です。
ActionScriptライブラリであるtweenerのお勉強、今回はaddTweenとaddCallerといった二つの関数についてです。
Tweener Documentation and Language Reference(Tweenerについてのオンラインリファレンス)を見ると、Tweenerには以下の18種類の関数が用意されているようです。
- addCaller
- addTween
- getTweenCount
- getTweens
- getVersion
- isTweening
- pauseAllTweens
- pauseTweens
- registerSpecialProperty
- registerSpecialPropertyModifier
- registerSpecialPropertySplitter
- registerTransition
- removeAllTweens
- removeTweens
- resumeAllTweens
- resumeTweens
- setTimeScale
- updateTime
まだざっとしか読んでいないのですが、中心となりそうな関数はaddTween及びaddCallerな感じです。
なので今回はまずこの二つの関数について説明します。
addTween
アニメーションを行うために使用する関数です。関数の記述形式は
となります。
一つ目の引数であるtarget:Objectが効果対象となるオブジェクト、二つ目の引数であるtweeningParameters:Objectは効果の内容を定義します。
tweeningParameters:Objectには多種多様なパラメーターが用意されています。
_x(x座標)、_y(y座標)、_alpha(透過度)といった基本的なものだけではありません。
パラメータについては後述いたします。
以下、制作例及びそのコードです(前回の記事に掲載したものと同じです)。
button_mc.onPress= function () {
//初期状態に戻す
my_mc._alpha = 100;
my_mc._x = 0;
my_mc._y = 150;
//Tweener実行
//x座標を350へ、y座標を0へ、透過度を0へと5秒で変化する
Tweener.addTween(my_mc, {_x:350, _y:0, _alpha:0 , time:5});
}
コードについてはmy_mcが紫色の丸、button_mcが右下の緑の四角です。
Tweeterの学習として必要なのはTweenerに関する2行のみです。
flaファイルもありますのでよければお使いください。
前回の記事のものと同じです。また、Tweener自身は含んでいませんので皆様ダウンロードをお願いいたします。
addCaller
指定したタイミング(1秒に1回とか)で他の関数を呼び出すために使われます。関数の記述形式は
となります。
addTweenと引数、戻りともに同じです。
ただし、addTweenとaddCallerでは受け取ることができるパラメータに違いがあります。
以下、制作例及びそのコードです。
右下のTURNを押すと、真ん中の棒が、5秒間に10回、3度ずつ右に回ります。
turn = function() {
this._rotation += 3;//3度回転
}
button_mc.onPress= function () {
//time:5……5秒間で
//count:10……10回
//transition:"linear"……一定間隔で
//turn関数を実行する
Tweener.addCaller(my_mc, {onUpdate:turn, time:5, count:10, transition:"linear"});
}
コードについてはmy_mcが灰色の棒、button_mcが右下TURNボタンです。
flaファイルもよろしければどうぞ。
次回はパラメータについて少し詳しく記述する予定です。
Tweeningのパラメータ‐tweenerのお勉強(3)‐へ
導入と動作確認‐tweenerのお勉強(1)‐へ