グループ展「Modern Art Exhibition ( i : ) Vol.2」訪問(撫子 凛さん)
六月も残すところ僅か、つまりは今年の折り返しがすぐそこということになります。
色々と疲れていたりしますが、そんなとき、クリエイター様の作品に触れることがなによりのエネルギー源だったりします。
●撫子 凛さん(サイト:凛音 Rinne)
池袋の東京芸術劇場にて開催、撫子凛さんの参加しているグループ展「Modern Art Exhibition ( i : ) Vol.2」に行ってきました。
撫子凛さんはディジタル絵、アナログ絵の両方をやられている絵描きさんです。ディジタル絵にはディジタル絵の、アナログ絵にはアナログ絵の良さがあります。今回のグループ展ではアナログ絵が展示されていました。
ディジタル絵だけではなく、アナログ絵についても作者である撫子凛さんによってネット上に一部公開されています(コンピュータを通して見た時点で厳密にはディジタル絵なのですが、元がアナログということで)。ですが、今回、実際に展示されている作品を見て、パソコン画面を通じて見る作品との違いが衝撃的でした。過去に他の方々の展示会を訪れたときにも繰り返し書いてきましたが、やっぱり実物を見ないとなという気持ちに強くさせられます。
正直、パソコン画面上で見るよりも何十倍も何百倍も良かったです。
我が家のディスプレイからは伝わってこない繊細さが凝縮されていて、濃厚で、圧巻でした。
撫子凛さんの作品の魅力は、現代人の感性(時代に左右されるもの)と日本人の感性(時代に左右されないもの)の融合なのだなと実感しました。
撫子凛さんご本人様とお話できたのも嬉しかったです。
作品を見ることだけではなく、クリエイター様と接することも大きなエネルギー源になります。
他の方々の展示も素晴らしかったです。全12名様による展示会なのですが、一人一人が別の作風で、おそらく技法的にもまったく異なっていて、そして理屈云々関係なく魅力的で……。
グループ展「Modern Art Exhibition ( i : ) Vol.2」7月1日まで開催中ですので、行かれることお勧めです!
また、撫子凛さんの作品は7月6日まで開催のトーキョーワンダーウォール公募2008入選作品展(東京都現代美術館)にも展示されていますので、こちらもぜひ。