夢の世界の現実
ネット上でけっこう話題になっている様子ですね、サンデー連載漫画家である若木民喜さん(聖結晶アルバトロス、神のみぞ知るセカイ)がblogに書いた記事が。
若木 民喜さん HoneyDipped 4/5 さもしい自分の最後っぺ
サンデーと言えば、日本の漫画雑誌の中でも発行部数上位の人気誌です。
青山剛昌さんの名探偵コナン、高橋留美子さんの犬夜叉など、多数人気連載を抱えています(現在の発行部数は100万部を切っているなんて話を聞きますが)。
わたしも毎週読んでいます。
小学館コミック -少年サンデー-
Wikipedia 週刊少年サンデー
ここから下、漫画家に夢を求める人は見ないようにしましょう。
このblog記事、なにが話題なのかというと、その人気誌であるサンデーの連載漫画家さんによる「金銭難」についての話だからです。
要は給料が安いってことなんです。
あれだけの人気雑誌なのにそんな!
と思ってしまいますよね。
まあ、実際には会社だって大企業が給料良いなんてわけじゃないですから、驚く必要はないのかもしれないですが……。
それでもちょっとと……。
こういうblog記事を書くことで小学館からはなんかしらのお咎めがあるだろうわけで、それがわかっていてもこうして記事にしたということはおそらくこの状況に対する強い思いがあるわけで……。
まあ、色々と考えさせられますよね。
このblogでは漫画と並んでアニメについても頻繁に取り上げていますが、アニメ業界でのアニメーターさんの労働状況の悪さもよく問題として挙げられますね。
労働時間多く・年収少なく、アニメーターの実態調査(読売新聞) 熊野孤道
アニメ産業改革の提言
視点:コンテンツ産業の人的基盤は大丈夫か
Wikipedia アニメーター
わたしのような外部の人間の認識と実状の間にどれだけの剥離があるのかは不明ですが、成功しない限り収入的に厳しいことは確かなのでしょう。
アニメも漫画も日本が誇る文化なのになと思ってしまいます。
実力主義の世界だとしても、これだと現場で実力がつく前に退職するしかない状況ばかりになりそうです。
「労働環境について文句があればストでもなんでも起こしてもっと騒ぐべきだ」
と思われる人もいるかもしれないですね。
夢を売る商売だから難しいのかな……。