マリオは左から右へと進む
磯野家の面々はお出かけするとき、視聴者から見て「左←」へと移動する。
磯野家の面々は帰宅するとき、視聴者から見て「→右」へと移動する。
ネット上でかなり面白い記事を見つけたので紹介させていただきます。
(最近他者様の記事の紹介ばかりしている気がしますが、まあそれが有益であればよいかなと)
ファミコン世代(というかゲーマー全般かしら)にはたまらない内容でした。
内容としてはタイトルの通り、スーパーマリオブラザーズのマリオの移動方向についての考察となっています。
スーパーマリオブラザーズ、知らない方が万が一いるかもしれないので簡単に説明しますと「有名な兄と影が薄い弟による世界で最も売れたテレビゲーム」です。
上手及び下手の考え方、左上位及び右上位の考え方、ニコニコ動画のコメントの方向についてなど、詳しく論じられています。
分野的にはエルゴノミクス(人間工学。人間の使いやすさを追い求める学問)ということになるのでしょうか。
ものを作る人というのは、細部にまでこだわり、あらゆる箇所に経験や論理性による結論を持たせています。
細部とはどういうものを示すのかというと、たとえば……
- 自動販売機で商品を購入した際、お釣りは自動返却とするべきか手動返却とするべきか
- コンピュータの画面に数値を表示する際、小数点を示す記号として,と.のどちらを用いるべきか(国によって異なります)
- BBSで返信のついた話題を上位に移動するか移動しないか
まあ、実際にこういった物事を扱う人からすれば全然細部ではないでしょうが、一般の方にしてみれば細部かなと。
要は仕様決めということになります。システムエンジニアの方々の得意分野でしょうね。
仕様決めの際には"標準"を考慮する必要が多分にあります。
たとえば、アクションゲームでのキャラクターの移動方向についても、左←右か左→右のどちらが良いかを考える際、ユーザーがどちらに慣れ親しんでいるかということを必ず考えないといけません。
「ネジを回す方向が逆になる」「トイレの男子が赤、女子が青になる」それだけで大半の人が生活に苛々を感じるのではないでしょうか。
Wikipedia スーパーマリオブラザーズ
仕様とは - はてなダイアリー