ムーミン谷へようこそ
せっかくの休日、やっぱりどこかに行かなくちゃ!
なかば自虐的にそう思ったものの、この暑い中、人ごみの中に混ざりたくはない。帰ってきて「やっぱり家が一番ね」と心底思うようなのは嫌! のんびり気分を味わいたい。
のんびりというイメージに結びつくものがなにかを頭の中でごちゃごちゃ考えた結果、出た答えが「ムーミン」だったのでございます。
テレビアニメ化もされた、トーベ・ヤンソン氏による世界的名作童話でございます。
妖精(カバではないよ)たちが平和な谷で繰り広げる物語に世界中の子どもたちが惹きつけられました。
この東京という都市に暮らすわたしたちが非常に憧れる世界がその作品の中には広がっています。
「将来の夢はスナフキン」そう思っていた人も日本に二万人ぐらいはいる気がするのです。
ということで本日はムーミン谷に行ってきました。ただし住所はフィンランドではなくて埼玉県飯能市……。
西武池袋線の元加治駅から20分ほど歩いたところにある「あけぼの子どもの森公園」はムーミン童話の理念を引き継ぎ、その世界を再現したのどかな場所でした。しかも入場無料なのが素晴らしい!
ムーミン屋敷や水あび小屋など、幼い頃にアニメで見た映像そのままの光景に少々感涙しそうになりましたでございます。
しかも資料室にはこれまで出版されたムーミン関連の本が揃えられているのです。
マンガ版のムーミンを読んだら妙にブラックなところがあって、ゲゲゲの鬼太郎の原作を初めて見たときのような気分になりました。
池袋から1時間程度、遠いと思ってしまいそうですが、ムーミン谷に行けるのであればそれぐらい近いものでしょう?
一番左の写真の奥に見えるのは見晴らし橋です。孤独を愛するスナフキンがよくここでハーモニカを吹いていましたね。
真ん中は水あび小屋です。
一番右はムーミン屋敷の中でございます。内装もとても凝っていました!
これで無料、しかもかなり空いているのでお勧めです。